ーー金曜日 夕食ーー
コレは、もういらんでなあ
(煮カツの入った器を傍にどける)
おやつにこーんなおおきいの食べたもんで、おなかいーっぱい!
(両手の指で輪をつくって見せ、ご飯の茶碗も傍にどける)
◉ ⚫️ ◎ ⚪️ ◉ ⚫️ ◎ ⚪️ ◉ ⚫️ ◎ ⚪️ ◉ ⚫️ ◎ ⚪️ ◉ ⚫️ ◎ ⚪️
金曜日、わが家の夕食は、カレー。
子どもが中学生だったころにそうなって、ずっと習慣になっています。
けれど、いつの頃からか、義母は、辛いと言ってカレーを食べなくなりました。
義母のものだけ、辛くない味付けにしていたこともありますが、あまりお気に召さなかったようでした。
こちらはこちらで、ある程度辛いのを食べたいので、ある時期から、義母はカレーとは別のメニューになりました。
そうやって、別メニューでも普通に食べていた義母なのですが。
この日は、ご飯をひとくちと味噌汁を食べただけでした。
次の土曜日の夕食も、なぜかほとんど食べません。
ちょっとネ、頭にくるんです。
何故って、5時にもならないうちに食卓に来て、いかにも夕食待ってますというふうだから、義母の分だけ、早めに出すことになるんです。
あわてて配膳して、ホッとしたというのに、「お腹いっぱい」とか言うでしょ。
食べられないなら、早く言ってよ!と思うわけです、当然。。
まあまあ、そこらへんは、怒っても仕方ないかと、諦めるんですけどネ。
義母だけ別メニューっていうのも、気を使います。
老人が食べやすい食事を、別に作るなんていうことまでは、していないにしても、それなりに手はかかるんですよね。
だから、今日は食べないとか、少しでいいとか、ホントだったら用意する前に、言ってくれたらイイんですよ。
周りの状況が見えないのが認知症だろう、とは思いますが、用意した手間をフイにされたというチイサな怒りは別もの。
お腹いっぱい、おやつが大きかったとは、義母が食事を食べないときの言い訳によく使われる言葉です。
ただ、ほんとうにそれほどおやつを食べたのか?というと、デイサービスの記録からして、そうでもなさそうなときもある。
好きなおかずだけ食べたなぁ、というときもある。
おかずが、気に入らなかった?というときもある。
結局、本人の言うことではわからなくて、口に合わなかったのかも?と、コレも若干落ちこみます。
まあ、慣れてきたとはいえ、のことですけど。
今夜は、大根と豚肉の鍋を汁たっぷりめにして、汁にトロミをつけて出したら、さっさと食べていました。
小さくガッツポーズです。